村田製作所がIoTアライアンス「Zencross」を発表した。
これは、初期開発コストと継続的な運用コストの両方を削減できる、いわゆる「ターンキー」ソリューションを提供するものだとされている。
ただ、この説明だけでは正直、あまりピンとこない。詳細を見てみると、以下のような要素が組み合わされているようだ。
- ハードウェア:SequansのCat.1bis
- モジュール&eSIM管理:Thales
- ボード:村田製作所製
- 通信サービス:Aeris
- クラウド:Aeris、Tartabit、AWS
これをまとめて「ソリューション」と呼んでいるようだが、どうも「PoCを作って、それに大げさな名前をつけたように見える」という印象を受けた。(ごめんなさい)
とはいえ、IoTの実現には一社だけでは完結しない課題が多く、包括的な仕組みが求められるのも事実。現在、市場には似たような組み合わせが乱立しており、どれが業界標準となるのか、あるいはオープンソース的な方向に向かうのかはまだ不透明。
このソリューションが勢力拡大してGlobal標準となっていくのか、Watchして行こう。