実家が米作農家+野菜農家なので、IoT農業というキーワードには前々から注目していたし、一方でマネタイズの難しさもずっと言われていた。
この記事によると、米国大手の農機具メーカーであるJohn Deereは、農機具のIoT化により、農機の管理、作業データを農家に渡したり、入手したデータを元にAIによるデータ解析で、農家に肥料の時期や農薬の時期などを渡すというような事をしていた。
と、ここまでは、どこでもやりそうな事だけど、Johnーdeereの他と違うことは、Topシェアのメーカである優位性を使って、入手したデータを匿名化した上で、穀物商社、肥料メーカ、農薬メーカーというような第三者に販売して利益を得ていることだ。
ビッグデータを活用したい人から利益を得ることで、IoTの利用者は「タダ」でその機器を使用できる可能性も出てくる。こうなるとIoT化が加速し、さらにデータでのビジネスが加速という好循環となるだろう。
得られたデータからは、自社製品の開発にも活かせるかもしれない。
とはいえ、農業の大変なところは、「力仕事」だったりするので、そこをどうやって軽減化できるのかということも考えないと、IoT化ばかり考えているとうまくいかないだろう。
この会社、要Watch!