社会インフラに対するIoTが果たせる役割について考えてみる。
この記事は、洪水の監視におけるIoTの役割について解説したものである。
IoTデバイスを洪水が発生しやすい地域に設置することで、洪水に対する理解=どういうConditionの変化によって発生するのか、というようなことがわかる可能性があり、早期警戒システムが実現できるのではということだ。
ここでは、水位、降水量、土壌水分、風速、などのデータを長期に継続して収集すること、また AIと組み合わせることで強力な分析ができると言っている。
そりゃそうなんだけど、どうやって実証するのか、ROIは描けるのか、と言ったことが、この手の記事を見て思うことである。
社会インフラにおけるIoTの役割は大きいし、あった方がいいに決まっている。でもやっぱり100%はないんよね。その現実をどう受け止めて、長期に運用できるか、、、よっぽどの金持ちなのか、理解のある行政しかできないだろう。
で、この記事のCheruiyot氏によるMikokoプロジェクトは、マングローブ林の生態系を理解するための実験をやっている。
こう言った地道な実証実験が身を結ぶんだろうけど、金にならないからIoTが社会インフラで浸透しにくい理由なんだろうな。
小規模〜中規模の一次産業に浸透できるようなものは何かないんだろうか。
アイディアはあるんだけど、やっぱり儲からない=続かないよなぁ。